あなたは『猫背』と『巻き肩』の違いを知っていますか?

「猫背」とは背中全体が丸くなり首から上が前に出る姿勢です。その特徴として12粉ある胸椎の並びが後弯増強という状態になることで様々な症状を引き起こします。

一方「巻き肩」は肩甲骨が外転方向に動くように移動し肩を内側にすぼめる様な姿勢をとることです。猫背の様に胸椎の彎曲には変化を起こさず体の軸の中でただ肩の位置だけが悪くなってしまう症状を言います。

ただ「巻き肩だけど猫背ではない」という人が少なく、殆どの方が巻き肩から猫背に悪化していきます。

そもそも『巻き肩』になるとどの様な悪影響が身体に出てしまうのでしょうか?

1.巻き肩の状態が長く続くと、頭の後ろから肩甲骨まで繋がっている僧帽筋や肩甲拳筋が弱く硬くなり肩甲骨の動きが制限されます。
すると肩こりや頭痛、背部痛を引き起こすだけでなくしだいに背中が丸くなり猫背へと症状悪化していきます。そして頭痛にも進行していくことがあります。

2.肩が前方へ移動することで肩の前方にある斜角筋や小胸筋という筋肉の膨張が続き、それも肩こり、首痛の痛みの原因となり、悪化すれば神経や血管が圧迫されて手に痺れがでる胸郭出口症候群を引き起こすことがあります。

3.もう一つ巻き肩が及ぼす悪影響があります。あまり想像していない部分かもしれませんが、それは「呼吸障害」です。巻き肩になる事で肺を包む様にある胸郭という骨格部分の体積が小さくなり、肺活量が少なくなり呼吸器に障害が出てしまう事です。

4.女性には視覚的なデメリットも注目されている所です。巻き肩から次第に猫背になるのと女性は特に老けて見られたり、胸が小さく垂れて見えたりと体全体が弛んでしまいます。

巻き肩の原因とは

姿勢の悪さからくるもので、最近では「スマホ巻き肩」といわれるほどスマートフォンの使用から不調を訴えるケースが多いです。スマートフォンはパソコンと違って軽くて動かしやすくて、画面が小さいので自分の楽な姿勢で目から近い位置で操作しがちです。

人間は背筋を伸ばそうと思うと手は真下の後ろにあるほうが伸ばしやすいのですが、スマホは腕を前に出した状態で操作します。手を前に出して行う作業は意識していないと肩甲骨が外側に移動し、肩は内側に巻き前にせり出してしまうので、結果として巻き肩になってしまいます。

巻き肩のセルフチェック

1.肩幅くらいに足を開いて立ち、バンザイをします。出来るだけ腕をまっすぐ上に伸ばします。横から見て腕が耳より後ろ側にあれば正常、前になっていれば巻き肩です。

2.まっすぐ立った状態で身体の横に腕をたらした状態で肘の位置が後方に向くのが正常ですが外装方向に肘が向いていれば巻き肩です。もしくは正面から見て手の甲が相手に見えてしまう。

3.腕を振った際に前後に触れず左右に振ってしまう。

4.背骨と肩甲骨の幅がご自身の指で3本以上開いてしまう。

他にも
・朝起きた時に肩こりや首の痛みがある。
・仰向けになると眠れず、どうしても横向きになる。
・マッサージや整体を受けても改善しない。
・よく「猫背」だと言われる。

この様な人は「巻き肩」になっている可能性が高いです。

よし鍼灸接骨院 東花園院に出来る『巻き肩』や『猫背』の改善方法とは・・・?

巻き肩の原因は肩甲骨の外転変位、猫背になるとさらに胸椎の後弯増強が加わり肩甲拳筋、僧帽筋上部繊維の筋緊張により肩甲骨が挙上しやすくなります。どちらにも共通しているのが『肩甲骨』の変位(位置異常)なのです。

巷の骨格矯正では骨盤を矯正をメインにした矯正術が多いですが、よし鍼灸接骨院の骨格矯正では骨盤〜椎骨(背骨)〜肩甲骨そして股関節と、それらの関係性を考え組み立てられた矯正術な為、巻き肩や猫背を正確に治すことが出来るのです。

特に巻き肩に対しては、胸にある小胸筋の緊張を取り除き、肩甲骨の位置や可動性を重要視しています。
また、巻き肩や猫背を改善しようとする際に背中を内側にただ寄せようと努力される方がいますがそれは間違いです。骨盤を立たせた時(骨盤正常位)に自然と背筋が伸び(椎骨が正常弯曲を築く)肩甲骨が自然と内方により正常な位置に保てるようになることが大切なのです。決して意識して肩甲骨を寄せるわけではありません。

肩や骨格の位置が正しい位置に自然と戻れる身体作りを当院で行いましょう。

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